俳句7月号
今月の内容
特集
◎名句を分析
淵脇 護・山田貴世・岩永佐保・伊東 肇・谷中隆子・河内静魚・西宮 舞・名取里美
◎私の推敲
和田順子・守屋明俊・荒井千佐代・加藤かな文
人物特集 飯田龍太の遺したもの
廣瀬直人・山本洋子・小島 健・柿沼 茂・津川絵理子・冨田拓也・藤田哲史
●大串 章句集『山河』
・新作12句/私の来た道/自選20句抄……大串 章
・大串 章小論……清水哲男
・一句鑑賞……伊藤通明・池田澄子・本井 英・仁平 勝・三村純也・仙田洋子・佐藤郁良
充実の作品欄と好評連載!
特別作品50句……茨木和生
特別作品21句……友岡子郷・正木ゆう子
鳴戸奈菜・大屋達治・猪俣千代子・今井杏太郎・有馬ひろこ ほか多数
結社賞作家競詠 テーマ……「渇く・乾く」
●歳時記検定
●江戸俳諧の黄金時代……伊藤善隆
●一億人の「切れ」入門 「『かな』で終わる取り合わせ」……長谷川 櫂
●伝えたい季語 変化する歳時記……片山由美子
●子規の内なる江戸 「子規の俳句検定」……井上泰至
●現代俳句の挑戦 「主題に奉仕する季語」……高柳克弘
●俳句月評……白濱一羊
●角川俳句通信講座 添削例公開コーナー
「合評鼎談」……今月のテーマは《推敲は口頭で!》メンバーは今瀬剛一・岸本尚毅・山西雅子。
読者投句欄「平成俳壇」……10選者の共通選
今月のトピックス
作句の現場 有馬朗人
今月は、本年4月に静岡文化芸術大学の理事長に就任した有馬朗人さんを訪ねました。有馬さんは昭和25年山口青邨に師事し、28年「夏草」同人。「子午線」創刊。平成2年「天為」創刊主宰。大学のある浜松市は、有馬さんが少年時代を過ごし、初めて俳句の楽しさを覚えた町でもあります。
特集 一字で変わる名句と駄句の境界線
最短の定型詩である俳句は、一字の推敲が命。助詞「てにをは」や切字といった、たった一字の違いで平凡な句にも佳作にもなりえます。本特集では、最小限の推敲でよりよい作品を得るためにどうすればよいかを、名句の推敲例とともに考察します。
付録 俳句手帖「秋」
四季別の別冊付録「季寄せを兼ねた俳句手帖」。今回は「秋」版で、全例句を入れ替えました。大きな文字の「季寄せ」が使いやすいと好評です。その他、月齢や忌日入りの便利なカレンダーやコラム(季語の豆知識)、和暦・西暦・年齢対照表付きです。
今月の季語8
残暑の厳しい8月ですが、季語の世界ではもう秋。
つくつく法師を聞きながら一句詠んでみませんか。
- 立秋
立秋の没日真つ赤やピラミッド 北川英子 - 新涼
新涼や祖父のつくりし竹の籠 松本ヤチヨ - 流れ星
流星や鴨居になにも吊らぬ釘 内田美紗 - 稲妻
薬師寺の址にいなづま立ちにけり 五島高資 - 七夕
仰がるる高さに願ひ七夕竹 宿谷晃弘 - 盂蘭盆会
百獣のにおい湧く山盆来たる 中村和弘 - 蜩
ひぐらしを聞いて出でけり動物園 星野恒彦 - きりぎりす
どんみりと水の暮れゆく螽
三田きえ子 - 破芭蕉
破芭蕉おそるるものの無きごとく 木内怜子 - 朝顔
遅咲きの朝顔の紺明快に 和田順子

