瀬戸内寂聴責任編集 『the寂聴』

アラーキー、寂聴を浄土に誘う

瀬戸内寂聴、荒木経惟、七年目の写真秘め事

the 寂聴今号の内容

第12号では……

今号で最終号となる「the寂聴」。特集はアラーキーこと荒木経惟とのコラボレーション。寂聴が以前、住んでいた町を二人が訪ねる。アラーキーによる寂聴の写真も満載。また、作家の沢木耕太郎が寂庵を訪れ寂聴と対談。『美は乱調にあり』をはじめとした寂聴の評伝文学について、また、武田泰淳、吉行淳之介など交流のあったさまざまな作家の思い出を語り合う。さらには市川亀治郎との特別対談、ドイツのハイデルベルク市立劇場で上演されたオペラ『愛怨』の観劇記など。

目 次

巻頭言
瀬戸内寂聴「暑い夏、暑い旅」
特集
アラーキー、寂聴を浄土に誘う
瀬戸内寂聴 荒木経惟
▼ フォトストーリー
「浄土へ舞う」
▼ ドキュメント
七年目の写真秘め事
▼ フォトーク 番外編
寂聴対談1 それを信じて
沢木耕太郎
寂聴対談2 いまを生きる
市川亀治郎
寂聴のハイデルベルク探訪
瀬戸内寂聴「ハイデルベルクに立つ」
▼ ドキュメント
海をわたるオペラ
文=中村裕
▼ コラム
・「愛怨」の誕生
・ハイデルベルクってどんな街?
・ハイデルベルクを食べる・遊ぶ
書き下ろし連作短篇
風景――面会
瀬戸内寂聴
寂聴さんと私 【最終回】
澤地久枝「その果てに」
川上未映子「愛としか言いようのない人間の」
手仕事の現場
風合いを求め、結城紬を着る
瀬戸内寂聴笑言集
【最終回】山田玲司
寂聴 悩み相談室
大岡昇平の足跡を辿る
遙かな戦場 澤地久枝
連載
往復書簡 終の栖(ついのすみか)
瀬戸内寂聴×藤原新也

表紙写真=荒木経惟 絵=上村奈央

the 寂聴とは……

生きることはすなわち書くこと、生きることはすなわち愛すること。51歳で出家得度し、瀬戸内晴美から瀬戸内寂聴となり、生きることに情熱を傾け続ける瀬戸内寂聴。その86年にいたる、波瀾万丈であるが故の幸福というものは何なのだろうか――。現在の瀬戸内寂聴を通して垣間見る芸術・文学・人物・旅・物・人生…。その全てを集めたものがこのムック・シリーズ『the寂聴』です。

書籍情報
the 寂聴 第5号
the 寂聴 第12号
  • 瀬戸内寂聴責任編集
  • 発売日:2010年 9月15日
  • 価格:1600円(税込5%)
  • A4判変形
  • オールカラー
  • ISBN:978-4-04-621252-8