角川通信講座
角川短歌通信講座




第一回スクーリングの講演録ができました!
『短歌の補助線』栗木京子著
A5判・48ページ・700円(送料・税込)
お申し込みは通信講座まで。(一般書店では扱っていません。)
短歌の補助線



お申し込み ※通信講座のお申し込みは、専用の払込取扱票が便利です。
角川短歌通信講座係
住所 〒113-0033
東京都文京区本郷 5-24-5 (株)角川学芸出版内
TEL フリーダイヤル<通話無料>0120-819-102 (土日祝日除く10時〜18時)
03-3817-8927
FAX 03-3817-0591
 
※雑誌「短歌」誌上にて通信講座の添削公開コーナーを掲載しています。


講師のご紹介
現代短歌界を牽引する一流歌人が、直筆で添削指導をします。
希望の先生をご指名ください。
定員があります。
お申し込みはお早めにお願いします。
少女打つ鼓は鳴りわれの胸は鳴る 少女のこころわが心超ゆ
岩田 正 先生
東京都出身。
「かりん」編集委員長。
『泡も一途』他。
さしのべし妻が掌握りたり 母となりたる掌のあたたかさ
来嶋靖生 先生
旧満州(現中国東北地方)出身。
「槻の木」代表。
『月』他。
虹消えてふたたびひろき空のもと ありありとわれのうしなひしもの
春日真木子 先生
鹿児島県出身
「水甕」代表。
『燃える水』他。
ひとすぢの身の簡明もて滑(すべ)らかに 池泳ぎゆくはつなつの蛇
蒔田さくら子 先生
東京都出身
「短歌人」編集委員。
『サイネリア考』他。
あかつきの影地に沈みおほらかに 空をわたりて光がとどく
秋葉四郎 先生
千葉県出身。
「歩道」編集長。
『新光』他。
はつかなる笑みを湛ふる小面の うちら貼りつく氷の貌われは
藤井常世 先生
東京都出身。
「笛の会」主宰。
『夜半楽』他。

天山を越えし玄奘と庭にいま 遊ぶ雀とともにたふとし
伊藤一彦 先生
宮崎県出身。
「心の花」選者。
『新月の蜜』他。
びわ熟れて遠き昭和がなつかしき 樹下にはいつも少年がいる
三枝之 先生
山梨県出身。
「りとむ」発行人。
『天目』他。
弾力のなき舗装路によこたはる 影ふめば影の悲鳴が聞こゆ
外塚 喬 先生
栃木県出身。
「朔日」代表。
『漏告』他。
やぶこうじ、からたちばなの赤い実が 鳥に食われてみたいと言えり
沖 ななも 先生
茨城県出身。
「熾」代表。
『三つ栗』他。
カタクリの鉢は砕けてほの白き 小指のごとき芽は凍てていぬ
大島史洋 先生
岐阜県出身。
「未来」選者。
『封印』他。
人が踏み落葉が遊び僧が掃き 石段に日暮淡き日が射す
大下一真 先生
静岡県出身。
「まひる野」選歌委員。
『存在』他。

もろともに秋の滑車に汲みあぐる よきことばよきむかしの月夜
今野寿美 先生
東京都出身。
「りとむ」編集人。
『龍笛』他。
今日にして白金のいのちすててゆく さくらさくらの夕べのふかさ
松平盟子 先生
愛知県出身。
「プチ★モンド」編集発行。
『帆を張る父のやうに』他。
観覧車回れよ回れ想ひ出は 君には一日我には一生
栗木京子 先生
愛知県出身。
「塔」選者。
『けむり水晶』他。
生き物をかなしと言いてこのわれに 寄りかかるなよ 君は男だ
梅内美華子 先生
青森県出身。
「かりん」編集委員。
『横断歩道』他。



コースのご案内


特色・特典
1 添削指導の講師をあなたご自身で選ぶことも、任せることもできます。
2 さらに意欲のある方は追加添削を受けることができます(実費)。
3 公開講座のスクーリングに参加できます。あらかじめ提出した作品について講師が丁寧に講評添削をします。
4 吟行会などへのお誘いをします。講師の指導のもと楽しく作歌力をつけ、お仲間作りをする絶好の機会です。
5 提出作品の中から優秀作品を総合誌『短歌』に随時掲載します。
受講の流れ


短歌総合誌『短歌』定期購読のご案内
● 角川書店受注センター 読者係
TEL 049-259-1100(土日祝日除く9時〜17時)
ホームページ https://wwws.kadokawa.co.jp/shop/m/list.php
 


角川短歌通信講座 第二回スクーリング
 迢空賞作家、小島ゆかり先生、栗木京子先生を迎えて華やかに、和やかに!!

 5月1日、両国の江戸東京博物館において公開講座を行いました。参加者は、ゴールデンウィークの真っ最中にかかわらず、北は札幌、南は兵庫、37歳から84歳まで、通信講座会員と『短歌』読者からなる86名でした。午前の講演を小島ゆかり先生に、午後は、小島先生と、栗木京子先生の2教室に分かれて添削指導をお願いしました。ともに迢空賞を受賞した今をときめく女性歌人による教室は、終日、上品な華やぎに包まれたものでした。
「短歌を作る楽しみ・読む楽しみ」と題した小島ゆかり先生の講演では、小学生から成人まで、また和歌から現代短歌までの秀歌が引用、解説され、飾りのない表現の良さ、自然な作歌姿勢で詠まれた歌の良さをあらためて気づくことができました。添削教室のあとは、当スクーリングの名物となりました互選賞を含んだ各賞の授賞式が行われ、特選の方には各先生の揮毫色紙が授与されました。そして、2教室の希望者が一堂に会した茶話会では、じつに気さくなお人柄の2先生との直々の歓談を行い、盛り上がりのうちに散会となりました。次回もどうぞご期待ください。


小島ゆかり先生
小島ゆかり先生
栗木京子先生
栗木京子先生

〈小島ゆかり教室受賞作品〉

特選  海に向く花の畑にふるひかり鋏の音を間遠にひびかす 小池美恵子
秀逸  ルノワールの彩の放てるサンサシオンサンサシオンのひかり豊けき 野田昂成
秀逸  中広き鋸や楔掛けありし木挽業なる祖父の家の壁 町井やよひ
秀逸  「あと二日おけば食べ頃」と記されぬメロンの水は静かに休めり 宮島マツヱ
佳作  念願の資格貰ひし春の暮青信号の連なりて見ゆ 清木邦夫
佳作  雪みづに澄みてせせらぐ川に添ひ歩みたたずみまた歩き出す 高橋妙子
佳作  夜半の雨潤ふ朝をもたらしてイチゴ狩りする子を送り出す 土屋百合子
佳作  夏の灯の僅かに点る病室に夜勤ナースの靴音聞こゆ 三苫達雄
佳作  「鳥かな」と思えばプロペラ飛行機がブウンと飛べり春の夕暮れ 山野いぶき
佳作  ちまちまと残りの御菜を詰め込んで箱に収まる小さな暮し 若月圭子
佳作  寒の夜ポストまで行くわれのため身を透くごとき月光ありぬ 渡辺ミヤ
佳作  きみの名に聞こえてならずヴィヴァルディ「春」後半の一小説や 渡辺礼比子
互選賞  いくたびも水をくぐりしブラウスを陽に干すときの透けるおもひで 七五三八重
互選賞  初かつを一本買へと呼び止むる嫗の貌に潮にほふ朝市 野田昂成
互選賞  照明の灯るコースのスイマーは金のさざ波引き連れ進む 宮島マツヱ
『短歌』
編集長賞
 
手の平の節分の豆じんわりとわが身の内の鬼を呼びゐる 大坪喜勢子
角川学芸出版
社長賞
 
ますらをの巨人・大鵬・玉子焼き卵がごちそうわたしの昭和 高橋妙子


〈栗木京子教室受賞作品〉

特選  おだやかな相模の海に春の雲けまりに遊ぶ実朝も在るや 伊藤則子
秀逸  開店祝いの盛り花少しいただきて月並みの世辞言えり 夕寒 久保田和子
秀逸  ふるさとのザボンかじりし手のかをり昔々の少女に出会ふ 小山 信
秀逸  過ぎたれば暖冬こはし弾頭に又断頭に通へるひびきも 平 身和子
佳作  菜の花に搦めとられた春凡は黄色の蝶となりて飛び行く 鏑木 智
佳作  独り行く山道一人陽に向かい帽子目深にかぶりて歩む 郡谷良夫
佳作  たしかめて指にたどれば二人して旅せし国のはるかに遠し 阪根輝子
佳作  朴の葉の濃淡翳る青き坂ぎごちなく君とすれちがいし日 西嶋法子
佳作  白足袋を僧が買ひゐて浅草に昼の灯ともる春雨のなか 福島千冬
佳作  うらうらと春の匂いのするほうに頭を傾ぐ白杖のひと 古川百合子
佳作  幾たびも折り直しせる千代紙の毛羽立つままの一対の雛 三好愛子
佳作  長々と毛繕いする老猫は陽のぬくもりも舐めているらし 山村 絢
互選賞  生きてゐることに飽いたと言ふ友が両手に投薬かかへて帰る 阪根輝子
互選賞  白足袋を僧が買ひゐて浅草に昼の灯ともる春雨のなか 福島千冬
互選賞  長々と毛繕いする老猫は陽のぬくもりも舐めているらし 山村 絢
『短歌』
編集長賞
 
淡あはと空に溶けゆくひともとの若桜なれど夢を育む 吉田すみ
角川学芸出版
社長賞
 
ハイホハイホ小人のような曲線に貝塚いぶき剪られて並ぶ 三宅桂子


「秋葉四郎先生と行った! 上野・本郷吟行会」

旧岩崎邸庭園にて
 11月25日、土曜日、秋葉四郎先生を講師として、晩秋の上野・本郷をめぐる吟行会が行われました。『短歌』読者と「角川短歌通信講座」会員の中から希望者、総勢35名の、散策グループとしては結構多い一団となりました。
 “晴れ男・秋葉四郎先生”は私たちに、何ものにも優る、雲ひとつない空をプレゼントしてくださり会を盛り上げてくださいました。とても気持ちのいい一日でした。


 まず、先生が吟行に際してのアドバイス〈歌を作りやすくするポイント〉をご指導。
一、自分の心、「まこと」を信じ、実感したものを大切
  にする。「詩」は内から湧いて出る。既成概念に
  縛られない。
二、街は概して動きが少ない。
  こちらの精神活動を活発にする。
三、固有名詞を入れようとすると言いたいことが言えなくなる。本質(実相)を見る。
四、新発見、再発見、改発見。「見る」ことには角度がある。見る+考える=見える
五、とにかく作る。とにかく形にする。



「金魚坂」オーナー吉田様から
本郷界隈のお話を

三四郎池にて
 そして、上野不忍の池辺〜旧岩崎邸庭園〜東京大学構内三四郎池〜赤門〜本郷界隈へ。昼食場所の金魚問屋の老舗でもあるレストラン「金魚坂」の粋なおかみさんのお話にも興味を引かれました。樋口一葉・石川啄木ゆかりの地を散策した後、角川本郷ビル内会議室での添削教室、受賞式、そしてお楽しみ茶話会と、盛りだくさんの会はあっという間でした。

 参加者の最高齢は八十歳。全員最後まで精力的で、場所場所での素材の切り取り方は実に見事でした。その健脚と健詠ぶりに脱帽です。5月のスクーリングでまたお会いすることを期してお別れしました。
(月刊誌『短歌』平成19年1月号掲載記事より)


〈当日吟行詠受賞作品〉

特選  父と来しおでんや「のんき」今もあり七十年経て赤門前に   小澤光惠
秀逸  赤門よりいくばくもなきあゆみにて柿の木の下街音とほし   本間百々代
秀逸  鴨泳ぎゐる池の水揺るるたび蓮の水映ゆらめくが見ゆ   香取文江
佳作  秋楡の小さき葉わづかに赤くして枝伸び伸びと冬の陽を浴む   山川ひろみ
佳作  病む夫のみとりの日々にめぐりたる不忍の池紅葉うつす   横山よしの
佳作  その昔金魚の卸問屋とぞ金魚の番づけしみじみと見つ   市川勢子
佳作  落葉敷く銀杏並木を歩み行き銀杏拾ふ老人に会ふ   猪俣 順

〈秋葉四郎先生参考作品〉

人の祈りしみじみ哀れ池のべにふぐの供養碑スツポン感謝碑



トピックス…角川短歌通信講座 第一回スクーリング
 去る7月17日、江戸東京博物館において、北は山形・福島から南は山口まで当通信講座会員と一般希望者、総勢74名の参加者を得て開催しました。栗木京子先生には「短歌の補助線」と題した作歌上のヒントをご講演いただき、岩田正先生、秋葉四郎先生には二手に分かれて、全148首の事前提出作品への添削指導をいただきました。互選も楽しい試みとして好評を得ました。三人の先生を囲んでの交流会まで終日和やかな雰囲気に包まれ、早くも次回開催への期待の声が聞かれました。
(月刊誌『短歌』平成18年9月号掲載記事より)


栗木京子先生のご講演

茶話会風景
 
岩田教室受賞歌
 
  特選
  暗渠より噴きあがりくる驟雨なり
  わがウンディーネ誰を訪いゆく 森川多佳子
 
秋葉教室受賞歌
 
  特選
  夕光に染みつつ帰り来し蜂の
  蜜にふくれて巣箱に這ひ寄る 三浦綾子


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